最後の更新。引っ越すよ! [その他]
お久しぶりです。ブログを再開しようと思ったらソネットがなんだか激重だそうなので、
ノリはそのままにひっこしすることにしました。
ここは若かった自分が、まさにトランクひとつで外国にどうやって乗り込んで溶け込んでいったかの生き証人として取っておきたいと思います。今まさに似たような経験をなさってる方への、一助となればこんなにうれしいことはないですね。
明けない夜はない。
(みんながんばれー!!!)
引越し先はこちら
http://itchynanake.blogspot.com/
前よりは肩の力抜いてやっていこうと思っています。
というかもうなんか情熱が薄れてしまって、べつににほんごでおしとおせばええやんていうわけじゃないんですが、まあ、いままだ引越しして3週間目なので、息切れしないようにね。ホラ。
そして、最後にクイズです。
今私はどこにいるでしょーか?
ヒント1。一応市街はあるらしい。
2 もう紅葉しているらしい
3 新しいブログのヘッダー用に撮ったんだけど、ちょっとへっぽこ過ぎて結局使わなかったぜ
というわけで、新しい国では写真のとりがいが大いにありそうなので、期待していてください。NZのように毎日鬱々とした記事をUpしたりしませんぜ!!
でもなんか、やっぱ「イギリス」とか「ロンドン」とか引きが強いよねー。
記事のアクセス数もこの2つのワードが入ってるのは軍を抜いてるし。やっぱ憧れるよねー。
とは言え今更あの生活に戻れるとは思えないけど・・・。
それでは一旦締めます。
皆様どうもありがとうございました。
引越し先でお会いできる方は、これからもよろしくお願いします。
※ 記事が勝手に改竄されるんだぜ。「」の中は英国と倫敦だよ。
X年ぶりの社会復帰です。
ようやく身辺がすこしずつ整ってきて、10月の中旬から社会復帰できる事になりました。
まー、夏あたりからフリーランスで仕事はしてたんですが、そんときはまあ、「帰国者の人」みたいな
特別枠で見てもらってたんで、これから社会にいろいろと順応していかなければなりません。
とりあえず、毎日9時出社できるのか!?が最大の悩みどころですなw
希望していた職に就く事が出来たので、デザインマネジメント&ブランディングについてももっともっと
勉強していこうと思います。
ヨロツク
イームズのチェア [デザイン/ブランド考察]
NZから戻ってくるときに全部家具を処分してきてしまったので、またこっちで買い揃えないといけません。
いままだ床に座ってネットしてるので、早くちゃんとした机と椅子が欲しい。
このあいだコンランショップに行ってきたので、置いてあった椅子に座りまくってきた。
やっぱり、椅子は西洋製のものが圧倒的なのだよなー。
座面が高くて足がつかなかったりしても、それを補うだけの圧倒的座り心地。
やっぱり長い年月を通して培われた「腰掛ける」ということに対するこだわりとノウハウは
どんなに日本人が器用にまねても、まだまだそう用意に到達できない
高みにあるのだなーと実感した。
デザイナーものの高い椅子が座り心地がよいのは当たり前として、ヨーロッパは
別に普通のベンチとかパイプ椅子とかでもそれなりだったからね。
それに対して、例えば日本のイスって、人間の背骨のS字カーブを全然考慮してなくて
見てくれはいいんだけど腰掛けると背中痛くて、座ってられないイスってたくさんあるじゃないですか。
例えば地下鉄の座席とか、前のめりじゃないと座れない所いっぱいあるし。
(ヨーロッパでも例外的にロンドンのメトロポリタンラインはこれでした。最悪)
イームズのイスが有名なのは前から知ってたけど、変にブームになった分だけ
「けっ」とか思って、今まで興味ありませんでした。見た目からして座り心地悪そうだったし。
だけど、先日コンランショップに置いてあったので腰掛けてみる・・・。
(値段からしてレプリカっぽかったが)
うおっ!?
なにこのプラスチック座面とは思えないフィット感!?
背骨をしっかりと支えてくれる安心感!?
images by:atomic
元々見た目的には気に入ってたので、すっかり気に入って飼買う気になってしまった。
とはいっても、次ぎ引っ越す時持っていけないので
安いレプリカ品ですが。体のこと考えるとワークチェアの方がいいことはいいのだか、
あのださい物体を家に置きたくないんだよね・・。
最近なんかいやにイームズチェアを街で見かけるなとおもったら、
このイスって著作権が切れてるんだってね。それでレプリカ作り放題なのかー
いつかはハーマンミラー製の本物を買いたい。
ただいま [デザイン/ブランド考察]
久しぶりに何か創り出せる程の力が湧いてきたのでブログ更新してみようかな。
さて、旦那の仕事の都合でいきなり日本に帰ることに決まったのは2月あたりですが、
はや半年。時の流れとは恐ろしいもので、結婚式も披露パーティーも問題なく
(というか大成功。天気も味方してくれたしね)終わり、東京での新居探しも終え、
クマは新しい会社で働き始めてすでに1ヶ月が過ぎようとしています・・・。
ホッキョクグマの一番懸念だった気候ですが、そりゃあ毎日汗だくべとべとにはなっていますが
以外に音を上げずにがんばっているようです。
家財も最低限生活できるようにはなんと揃ったし、あと1週間程でNZから送った荷物も
我が家に到着する予定。(ただいま税関審査中)区役所にも行って住民登録したし、
やっと住所不定無職→家事手伝い無職wにランクアップ。初めての国保ダーイ(アヒャ
そんなこんなで我に返ってみると、まあ無理だと思われた試練を今の所破産することもなく
つつがなくパスできているので、自分のマネジメント能力を褒めてやりたい所だぜ!!!
後1つ最後に残ってるのは、ワシの仕事探しなんですが。
焦るのはもちろんそうなんですけど、もう、暑い日とかダメ。
焦ってもダメ。
ていうか、この間日本の夏を甘く見て(というか、5年のブランクを甘く見て)
東京駅まで真っ昼間に歩いていったら、貧血になりそうになった。
貧血だけならいつものことだけど、歳のせいか回復が遅く、ぶっ倒れそうになったw
そんなかんじなんで、まだ全速力とは行きませんが、えっちらこっちら
顔見せはしてます。そして、成り行き的になんだかフリーランスで働いた方がいい感じになってきたので
同時に図書館で本借りてきて起業の勉強。。。。わし、こうみえても、いままでずっと厚生年金だったから
国保とか、税金後払いとかすごい不安なんですけど・・・。
でもまあ、この辺は独立する人はみんな通る道ですしね・・。
最近はあんまり本を読める時間が取れてないんですが、数少ないなかでも「これはっっっっ!!!」
というお勧め本を上げて今日は終わりにします。
Change by Design: How Design Thinking Transforms Organizations and Inspires Innovation
- 作者: Tim Brown
- 出版社/メーカー: HarperBusiness
- 発売日: 2009/10/01
- メディア: ハードカバー
デザイン思考が世界を変える―イノベーションを導く新しい考え方 (ハヤカワ新書juice)
- 作者: ティム ブラウン
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/04
- メディア: 単行本
鳩山首相が紹介して超有名になったそうですが、私はなぜだかこの本のタイトルを以前から知っていて、読んでみたいとおもっていた本です。(JOGで紹介されたのかな?)実際、1巻にも2巻にも話を聞いたり読んだことある企業がいっぱい載っていました。
1つ1つの山が大きすぎるのだが [NZ-生活]
まあ、えっちらこっちら、ひとつずつ登っていくしかないよね。
最近1週間に2回位胸が押しつぶされて何も出来ない日があるよ。
東京に住んでいた頃そうだったなあと、懐かしく思う。
まあ、今年一年がある意味ストレスフリーで例外だったんだけどね。
サバティカルイヤーと思えば。
とりあえず、弁が衰えては元も子もないのでTim BrownのChange by design を読んで自分の世界の事象をおさらいし直し。彼の言葉にはいつも元気づけられるなー。
自分がやってることが間違っていないって、背中を押してもらっているようだ。
そして、本を読んだ余韻が残ってるうちはいろいろ出来るけど、一晩経って、朝になるとまた心が鉛のようになっているんだよね。
ああいかんいかん、既に鬱の初期症状だ。
何事もらく〜〜〜〜に考えなくては。
もうそろそろ秋です [NZ-生活]
2月も下旬になり、日差しの強さもすっかり弱まってきました。
そして何より、12月頃に比べると日がずっと短い。
ここでまた突然のお知らせになりますが、4月で1年半(短!)住んだNZを離れることになりました。本当はもう少しいるつもりだったんだけど、ちょっと今回はいろいろタイミングが合わず。
そんなわけで、4月からは4年ぶりに東京に帰ります。東京に住むのも最低1年、長くて2、3年になると思いますが、皆様またよろしくお願いします。いきなり暑くなってくるのに大丈夫か心配なんですけど・・。あと満員電車ね・・。
NZでの生活は最悪だったので、生活自体に未練はないけど、南島の観光地とか南太平洋の島々とかオーストラリアとかもう少し旅行したかったなー・・・。つーか、またすぐ帰ってくるかもしれないんですけどね。
そんなわけで、荷物をいろいろ処分しなければならないので、少しずつ読んでいた日本の本も今読み散らし中。夏目漱石のこころはおもしろかったーーーーー!!!なによりも久しぶりの純日本語の本は言葉が脳にすぅーっと溶けいるように染み渡りなんとも心地よい読書体験。日本語が理解できてよかったと心から思いました。日本に帰ったら本読みまくろうっと♪
夏目漱石読んだのは(国語の教科書に載ってたの除いては)初めてだけど、自分には他のどの文学者の口調よりも好きだ。あのどっしりさっくりさっぱりとした文体がたまりませーん。
都市の真ん中にある湾に2体の巨大なスティングレイが・・・。さすが大自然の国。
暑かったブリスベン [NZ-生活]
期待通りブリスベンは暑かったです。
久しぶりに半袖+サンダル+短パンで寒くない夜を過ごしました。特にサンダルは、ロンドンでもキウイ島でも寒くてほとんど履く機会がないので、ほんっっっっとに久しぶりでした。
未開の地じゃないので当然室内はどこも冷房がガンガンに効いておりましたが、
これもまた、ロンドンやキウイ島ではないことなので、温度差に体がついていかず・・・。
人間の細胞は2年程度で全てが入れ替わると言うし、ということは今のワシは全部外国産の物質からできているからな。日本で働いていたときのようにはいくめえ。
ウェリントンが15℃とかで青空も出ず泣いていた頃、ブリスベンは相変わらずよい天気・・。くそ
あまりに温かいのでプルメリアも外で咲いちゃうよ
デイゴだって花真っ盛りだよ。
でも熱帯地方だから、水が汚いのね。
海だけはNZの方がきれいかなー
ブリスベンへ [NZ-生活]
明日ちょっくらブリスベンへ行ってきます。
いま現地の気温を確認した所31℃とか・・・・。
ちなみにウェリントンは今日は暑いなーと感じるんですが、20℃ぐらいっぽい。
ここもう何年も25℃越えの夏を経験していないワシが
いきなり行って大丈夫なのか?行動できるのか?
30℃超した夏とかってもう想像できないぞー
しかもブリスベンはオーストラリアのくせに蒸し暑いではないか・・・。
つーかね、ウェリントンが夏なのに寒すぎるのが問題なんですよそもそも。
今週こそ結構天気がよくて20℃越えてるが、東京から帰ってきて2週間まるまる
毎日曇りだったからね。そして強風と雨で体感気温が冬の東京都同じ位だったからな。
このあいだなんてヒョウのような粒が真っ正面から飛んできたからな。
まーそんなことで。ブリスベンまでひとっとび。たったの4時間。近過ぎ。
いってきます。
ついに来ましたよこの時が!私の本です。 [デザイン/ブランド考察]
多分ここでお知らせするのは初めてになると思いますが、過去2年近くに渡って関わってきた本がついに形になりました。そして、恐れ多くも著者として名前を載せていただけましたので、拙者もいつの間にやら研究者の仲間入りです。(笑)
じゃーん。(涙涙涙)
戦略的デザインマネジメント—デザインによるブランド価値創造とイノベーション
著者:ブリジット・ボージャ・ド・モゾタ、河内奈々子、岩谷昌樹、長沢信也
出版社:同友館
ISBN: 978-4-496-04545-5
定価 本体3,200円+税
こ、ここまで形になるまでに一体いくつの山谷があったことか・・・。
この本は欧米ではすでに10年程前に出版され、いまやデザインマネジメントの教科書になりつつあるBrigitte BorjaのDesign Management: Using Design to Build Brand Value and Corporate Innovationの日本版です。
日本語版ではなく日本版として出版する心持ちとして、まず、ただword to wordで辞書の意味ままでビジネス書を翻訳するのではなく、その言葉の持つ意味合い、活きて使われる状況などと言ったものも併せて伝えられるように最大限配慮して翻訳しました。そういう意味では、元の英文には直接書かれていないが、ブリジットの脳裏にある解釈も含めて(というか講義を思い出して)行間を補完する心持ちで、日本語として、「言葉」より「意味」を伝えるポリシーを貫きました。(といっても言葉も正確に訳しています。)
そしてさらに、原書では伝えにくかった理論なども40以上の図表を書き起こして(大変だったよ・・・)図解していますし、難解なアカデミック書の理解をより深めてもらおうとブックデザインの面でもレイアウトなど全てやり直しました。(大変だったよ・・・)一方原書の固有名詞(名称や研究者の名前など)のスペリングはそのまま残しているので(面倒だったよ・・・)、修士、博士課程の研究の一環でこの本からさらに情報を引き出すことも容易いと思います。 (自分がこういう本欲しかったからね)
また日本のマーケットにあわせて、東海大学岩谷教授によるプラスαの日本企業のケーススタディーも追加されています。(私も稚拙ながらエッセイ書きに参加させていただきました)日本のデザインマネジメントの第一人者である早稲田大学長沢教授には全編に渡ってビジネス及びデザインマネジメント用語を監修いただいているので、適応性もばっちりです。正に今動いているデザインマネジメントの最先端を伝える研究書です。まあ、元々の原書がブリジットの10年以上に渡る研究者生活の集大成として出版されているので、デザインについての研究量は半端ではありません。普通ビジネス書はクリエイティブな側面というのは「クリエイティブ」という言葉でブラックボックス化してしまうのですが、彼女は美大のカリキュラム、またそこで何を得られるか、どうしたらデザイナーになれるのかに付いても簡潔にまとめています。そして、全編通して言えることですが、「創造性」というわかるんだかわからないんだかよくわからない概念を、彼女独特の科学に則した鋭い考察できわめて理論的に分析していきます。
デザインマネジメントはまだ日本であまりメジャーではないので、日本語の本は極端に少なかったりします。かといって、いきなり洋書を読むのもちょっとなあ・・・。洋書は理解の面でいまいちなあ・・。と思っている人には入門書として、洋書は読めるけど自分で体験した訳ではないので海外のデザインマネジメントの実態がいまいちつかみにくいと思っている関係者の方は、さらに高みへ登る足がかりとして手引きのように使っていただけると思います。載っている情報量が半端ないので、載っている言葉をグーグルするだけで、デザインマネジメントの主要な道標は押さえられると思います。(過去の研究者とか本とか)学術書なのでちょっと高いのですが、同友館のウェブサイトから直接もしくはアマゾンからでも買えますので、ご興味のある方はぜひ読んでみてください。
むりと思った山を1つ乗り越えたぜパトラッシュ!!!
内容の説明に続く→
日本で過ごす年末年始 [旅-Japan]
いやーやはり年末年始は日本で過ごすのに限りますな。
どこも混んでて大変だけど。
今回は結婚式の打ち合わせがメインで、京都にも出向いていたのであんまりショッピングとか出来なかったんですが、うまい日本食に癒されました。そして、こっちで豆腐を作ろうと思ってにがりを買って来ました。うどんももう少しパワーアップして、ほうとうじゃないの作りたいなあ・・・。
ないものがないほどモノにあふれた生活から一転、いきなり、なんもなく、パンは自分で製造、飯も全部自分で作る以外は食べたいものがないという生活もギャップが激し過ぎて、自分が以前どう生きていたのか分からなくなるよ、パトラッシュ・・・。
NZは食べ物の持ち込みに非常にうるさいので、遊びにこられる方は注意してくださいね。
基本的に肉類と乳製品、生鮮食品以外は申請すれば持ち込みできるので、私はいつもパッキングの際にリストを作ってオフィサーに手渡します。なんせ、持ち込みたいものがわかめ、だし、みそ、いなり寿司の皮みたいな「オージャパニーズ勘弁してくれー、変なものもってくるなあ!」みたいな品なので、いつも名前の先頭にJAPANESEをつけてわかりやすく(?)危険なものではないというアピールをします。ひじきとかもJapanese seaweedとかです。こっちが基本分かってるヤツだと分かれば、オフィサーもトランク空けたりせずにX線のチェックだけですんなり通してくれます。逆に本来持ち込めるものでも説明がおろそかだったり、反抗的な態度を取ってオフィサーに睨まれると速攻で罰金200ドル+没収なので、気をつけましょう。特に英語できちんと説明できるという自負がない場合、リストを作っておくのが一番手っ取り早いと思いますよ。
日本に帰ると、当然旅行先から帰るときの空港が成田になるのですが。
免税品見てるといつも中国人と間違えられるのだよな。まあ、日本人は資生堂とかのドメブラをわざわざ免税店で物色しないけどね(笑)そして今回は、今までなぜか見つけられなかったルナソルのアイシャドウを免税価格でゲット!!!20%割引だそうです。やす〜い。ついでに安かったので外であきらめたはずのRMKのリキッドファンでもゲット。なんだかんだでボビーもシュウも入ったし、いままで最悪の品揃えだと思ってたけどちょっと成田を見直した。正直これからこれらの化粧品が20%OFFで買えると思うとかなりうれしい。
帰ってきたらちょっと仕事がいっぱい始まりそうな感じなので、だれた体を引き締めてがんばりたいと思います。
アバター見た [英語-本/映画/DVDレビュー]
NZでのプレミアが今日だったので早速見てきました。
うーーん。
映像関係は文句なしにすごい!
しかも3DもPixarのUPみたいに取ってつけたような3Dではなく、コンテの段階から3Dが映えるような画面作りを想定して作っているので見応えばっちり。あの没入感は、20年前にディズニーランドのスターツアーズを初めて体験したときと被るかも。そしてなんといっても4年もかけて作ったCG。目は肥えてると思う私が見てもライブアクションとCGパートに前々違和感がない。アニメーション、ライティング、カメラワーク、特殊効果全てが超一流。
この映画にストーリーが何タラって言うのも、なんだか重箱の隅を突っついているような気がしなくもないですが、まあ、ストーリーはおまけだと思って・・。スターウォーズ並みだと思ってみてれば腹もたたないかも。
長い。3時間超の超大作です。途中で一回ダレました。
総合。
新時代の映画にふさわしい出来だと思う。CGのレベルも、画面構成もなにもかも、他の映画とは1つも2つもレベルが違う。特に3Dの効果を活かした画面作りは圧巻。壮大な風景も見物。これを映画館で見ないのはちょっともったいないかも。
関係者に伝えますので、ぜひ皆さんの感想を教えてください。
1月4日追記:
アバター、3D関係で検索で飛んでくる人が多くてびっくり。
アメリカでは公開2週間で早くも歴代興行収入4位に躍り出たそうですね。映像美をみるのが嫌いじゃない人なら、その評価は裏切らないと思いますよ。なによりもフォックスが潰れないでよかった。
3Dはわたしは普段は見えないタイプなんですが、この映画についてはOKでした。3D酔いはしなかったです。頭痛もなかったです。でも3D酔いはプレステが出た頃に克服しているので、普段3Dゲームとか全然しない人だと酔うかも?日本は3D上映やっている映画館が全然なくてびっくりしましたが、3Dで見る価値は絶対あるのでぜひがんばって探してくだされ。
You shall have a baby [今日のねっとりポイント] [英語-Tips]
未来形(っていうの?)のWill, is going to, shallについてです。
私は英文学部を出ている訳でも文法の専門家でもないので、文法についての専門用語が曖昧で済みません。日本語の文法用語は主に忘却の彼方、ある程度高度な文法用語は英語でそのまま覚えているので、どうも統一感がないのですよね・・・。
今日は基本に立ち返って未来形の三つの動詞の使い分けについて突っ込んでみました。
日本の学校で習う範囲だとWillは意思を伴った未来(I'll be there soon.)is going toはある程度予定された未来(He is going to visit us this summer.) shallはよくわからんから、SFのキャラクターとか悪役とか占い師がかっこつけた台詞を言う時。(You shall die!!!)ていう感じの理解だと思います。
そして基礎力確認のため、新しい先生からもらったプリントにおなじみの以下のような問題がありました。
当てはまる動詞(+助動詞)を全て選びなさいってやつです。
She [ ] have a baby. (will, is going to, shall)
まあ、優等生的に言ったら当然is going toが正解なんですが、せっかく個人授業を受けているので、ではなぜ他の2つがだめなのかをしつこく聞きました。
最初にShe is going to have a baby.(赤ちゃんが生まれるんだって)が正解な訳は、一番ニュートラルな言い方だからだそうです。これには文字通りの意味しかなく、なんの含意もありません。
She will have a baby.(赤ちゃんが生まれるはずだよ)
willには予言的要素も含むということは皆様もご存知だと思いますが、この場合ではwillのその用法が強く影響を及ぼしてしまうようで、もしwillを使っていった場合その話者は「彼女が子供を作るために何か努力している現在を知っていると言うことをほのめかす」というような文になってしまうようです。だからもし、2人の関係が親友同士で、以前から子供が欲しいーという会話を頻繁にし、家族計画の話もしたことがあって、その話を3人目の友達に話す。というシチュエーションなら使わないこともない。ということになりますね。あえて日本語に訳すとすれば「○○ちゃんには近々赤ちゃんが生まれるはずだよ!」になるかな?
そして最後のShe shall have a baby.(彼女には直赤子が宿るだろう、ひゃーはっはっはっは)
shallも未来を予測したときに使う助動詞ですが、willとの違いは話者がその未来に干渉できる強い力を持っている、ということだそうです。いうなれば、話者の力によってその未来が引き起こされたということです。だから、現代英語では大体小説やドラマの中で、権力者や予言者がshallと言う言葉を使う機会しか耳にしないのですね。ダースベイダーやパルパティーンがよくYou shall die!とか言ってるのは、やつらが絶対的な力を持って指の人ひねりで普通の人たちを殺せるからなのです。だからShe shall have a baby.とか言っちゃった日には、あなたが彼女を小部屋かなにかに閉じ込めて、そこに自分が行ったか、男を放り込んだかして彼女を妊娠させた状況があってこの発言があるということが暗黙の了解となります。
イギリスではIが主語の場合オフィシャルな文章でShallを結構見かけます。それは1にShallの方が格調が高い、2にIが主語の場合willと比べても、結果として意味が同じだからなんだと思います。(私見です)しかしShallはくれぐれも他人には安易に使わないように・・・。
語学学校行っただけだと、とくにshallの辺りの解釈までは、たどり着かないか、先生がめんどくさがって「あーそれはwillと大体一緒だよ」とか投げやりな説明を聞かされるだけなので、今回のねっとり講義はとても役に立ちました。May forth be with you.
"Harry, your eyesight really is awful." [今日のねっとりポイント] [英語-Tips]
週1回のねっとりポイントの時間です。週一回を目標としていても、ねっとりしたいポイントが見つからないときはない時もあります。今週はハリーのオーディオブックを聞いてたときに耳に入ってきた
"Harry, your eyesight really is awful."
Harry Potter and the Deathly Hallows, P49, PP21.
についてです。
ポイントはなんでreallyの位置がBe動詞の前なのか?ということです。
まあ、結果から言ってしまうと、強調表現の一種。だそうです。
You are really a wonderful man.(「あなたはいつも本当に素敵な人ね!」)
You are a really wonderful man.(「あなたって本当に素敵な人ね。」)
すごーく微妙な違いなのですが。結構意味する所が違うようです。2番目は普通のセンテンス。私らが英作するときに作るような文章ですね。意味する所もそのままナチュラルに、reallyがmanにかかって、「あなたって本当に素敵な人ね。」そのままの感じかな。対する1は見て分かるようにreallyの位置が違うので、話者の意図が少し違った所にかかってきます。日本語にしてしまうとどうしても例2と同じ文章になってしまうので、説明が難しいのですが、あえて訳すならば「あなたはいつも本当に素敵な人ね!」という感じですかね。例2は、普段は何もしない旦那さんがたまたま今日は食器を洗った、という場合などに使いますが、常日頃から家事を手伝ってくれるすばらしい旦那さんを褒めたたえて言う場合は1となる訳です。
同じような強調表現の例として(文法的には別かもしれませんが、話者の意図が文の構成に強く影響を与えていると言う意味で)、
I'm always forgetting a key.(いつも鍵忘れちゃうんだよね)
こんなのもありますやね。ちなみに、わたしはこれらの文章を目で見れば気づきますが、特にREALLYの部分にアクセントもなしに全体をすらすらっと言われたら、差に気づかない自信があります。
最後に、最初の例に戻りますと、ここでハーマイオニーは「ハリーの視力がすごく悪いんだね」ということを言いたいのではなく、むしろ「ハリーの視力って本当、ケチのつけようのない位最悪!」かなー。苦しー、訳せてない・・。
アカデミック、ビジネス関係の英文は曖昧さを回避するためにわざと文学的要素が混じり込まないように書いてあるので、適当に読んでも精読しても得られるものはあまり変わらないのですが(理解度以外は)、文学は例外が多い分だけ、それを読み解く楽しみがあります。
アバターは絶対3Dで見るべし!!!
さて。
ちまたでじわじわ話題になってきているジェームスキャメロンのアバターですが。
もしこの映画を見ようと思っている方は
絶対3D上映をしている映画館で見てくださいね!!
2Dで見るのと3Dで奥行きを感じながら見るのでは、天と地程の差があります。2Dで見てしまうとせっかくのCGもゲームとあんまり変わらない印象になってしまいます。(トレイラーもそうだけど)
わたしは、いわゆる赤と青のセロファンの眼鏡をかけてみるタイプの3Dが3Dに見えない変な目なので、今までユニバーサルスタジオのアトラクションなどでも全然おもしろさを体感できず、毎回涙をのんできました。しかし、最近の3Dはこれとは違った技術を使い、しかもアバターの場合にはものが手前に飛んできてびっくりするという幼稚な3D手法よりも、画面に奥行きを持たせ、自分があたかもその空間に一緒にいる=夢で自分を見ているあの感覚です、の為に利用しているので、私のような3Dが見えない症候群の人にもちゃんと3Dに見えるようです。
それが、3D眼鏡なしだとたぶん今流行のCGバリバリに使ったファンタジー映画の1つ(というかかなりファイナルファンタジー??)にしか見えない可能性が・・・。実際、私が初期トレーラー見たときは「・・・・。」という期待薄の反応だったのですが、劇場で3D眼鏡つけて短編をちゃんと見たときから、この映画の期待度はかなり変わりました。(ストーリーは知らないようにしてるので影響を及ぼさずに)まさに百聞は一見にしかずだと思います。
アバターは必ず3Dで!
日本語のトレーラーは埋め込みがなぜか禁止されていたので英語版で・・・。