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アバター見た [英語-本/映画/DVDレビュー]

NZでのプレミアが今日だったので早速見てきました。

うーーん。
映像関係は文句なしにすごい!
しかも3DもPixarのUPみたいに取ってつけたような3Dではなく、コンテの段階から3Dが映えるような画面作りを想定して作っているので見応えばっちり。あの没入感は、20年前にディズニーランドのスターツアーズを初めて体験したときと被るかも。そしてなんといっても4年もかけて作ったCG。目は肥えてると思う私が見てもライブアクションとCGパートに前々違和感がない。アニメーション、ライティング、カメラワーク、特殊効果全てが超一流。

この映画にストーリーが何タラって言うのも、なんだか重箱の隅を突っついているような気がしなくもないですが、まあ、ストーリーはおまけだと思って・・。スターウォーズ並みだと思ってみてれば腹もたたないかも。

長い。3時間超の超大作です。途中で一回ダレました。

総合。
新時代の映画にふさわしい出来だと思う。CGのレベルも、画面構成もなにもかも、他の映画とは1つも2つもレベルが違う。特に3Dの効果を活かした画面作りは圧巻。壮大な風景も見物。これを映画館で見ないのはちょっともったいないかも。

関係者に伝えますので、ぜひ皆さんの感想を教えてください。

 1月4日追記:
アバター、3D関係で検索で飛んでくる人が多くてびっくり。
アメリカでは公開2週間で早くも歴代興行収入4位に躍り出たそうですね。映像美をみるのが嫌いじゃない人なら、その評価は裏切らないと思いますよ。なによりもフォックスが潰れないでよかった。

3Dはわたしは普段は見えないタイプなんですが、この映画についてはOKでした。3D酔いはしなかったです。頭痛もなかったです。でも3D酔いはプレステが出た頃に克服しているので、普段3Dゲームとか全然しない人だと酔うかも?日本は3D上映やっている映画館が全然なくてびっくりしましたが、3Dで見る価値は絶対あるのでぜひがんばって探してくだされ。


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24 -TWENTY FOUR- season2 [英語-本/映画/DVDレビュー]

24 -TWENTY FOUR- シーズン2 ハンディBOX [DVD]

24 -TWENTY FOUR- シーズン2 ハンディBOX [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD
 
 
 
 
 
 
 
 
前作に文句ぶーぶー言っておきながら、結局続きも見る俺。
前作の成功があってか、今回は全体を通してシナリオがまだよかったかな。ただ、各方面から集中砲火のKimさんのパートは今回はさらに輪をかけて要らないかと・・・。引き延ばしのために毎回シーンが挿入される度、イライライライライラ・・・。
 
相変わらず人は簡単に死ぬし、リアルタイムである意味があまりないし、ジャックがもうスーパーマンだし、突っ込みどころは変わらないので、リスニング強化のためと割り切って視聴。今作唯一頭の切れる女性として描かれていた大統領秘書がモニョニョなのは、本当に脱力。ニーナもゴニョゴニョしてしまったし。どうしてこのドラマ、女性はみんなアホかビッチなの?
 
大統領って大変な職業なのねー。アメリカって、いくらドラマの中とはいえ、よく仮想敵国をあそこまで大胆に名指ししたよねー、日本だったら絶対できない。とか、月並みな感想しか出てこない・・・。
 
英語的には、やっぱりこれだけの量を聞くということはそれなりに効果があるので、興味が続く人は見るのがいいのではないかと。わたしは、ジャックの声は慣れたけど、他の人とかになるとまだ適応十分にできてなくて、言葉が私の脳の中でずるずる滑っているのが感じられます。

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The Lovely Bones by Alice Sebold [英語-本/映画/DVDレビュー]

The Lovely Bones

The Lovely Bones

  • ラブリーボーンズ
    作者: Alice Sebold
  • 出版社/メーカー: Back Bay Books
  • 発売日: 2003/09
  • メディア: ペーパーバック
 
 
 
 
 
読みやすさ         ☆☆☆
熱中度             ☆
語彙(☆が多い程多い)       ☆☆☆    
達成感             ☆
(5点満点)

 
ピータージャクソンが映画化するらしい
ですが。欧米では12月公開ということになっているが、日本ではいつなんでしょうね?ベストセラーだったので買ってみましたが、前回のTwilightと同じ轍を踏みました。[ふらふら] わたしはご都合主義と自己中心的な主人公が多いアメリカの小説があまり合わない、そういうのが嫌いな人が読む小説ではありません!なんでピーターはこれを映画化しようと思ったのだろう? 確かにプロットはかなりアメリカのドラマにありがちな感じで、グロッシーなイベント盛りだくさんなので映像化しがいはあると思うけど・・・。登場人物、事象のつながり、最後に至るまでの主人公の心の流れ、全てが浅い。特に、最後の方にあるメインイベントと思われるアレですが。やっぱりアメリカもので避けるわけにはいかないのでしょうか?それにしても、その行為をその状態ですることに全く疑問の余地も抱かず、自分の満足しか考えない主人公には全く感情移入できません。母もアホだし。どうしてアメリカものは女がみんなアホかビッチなの?犯人の行方についても、アレだわ、女性の味方として、あんな程度じゃやっぱり納得いかない。やっぱスピリチュアルなものは仏教の考えの方がずっと奥深いと思われるので、日本人には受けないのじゃないかなあ。なによりも、ベストセラーはもう買わないようにしよう。

英語的な観点から:
スッゲーアメリカ。Lisa Jewellのアメリカ版て感じでアメリカでおなじみのものの名前がたくさん出てくるので、愛着がある人は楽しいと思われます。逆に私はブランド名が出て来ても全然分からないので、楽しみが半減しているような気がしました。使われている単語もすごくアメリカなので、ここへきて、初めて、いかにアメリカとイギリスの語彙が違うかということに気づかされました。Twilightの人よりはずっと文章がうまいです。うーん、、、あとは特筆すべきことがない感じだなあ。

さあ、次は英語の先生に「きれいな英語を読みたいなら」と勧められた、Pride and Prejudiceです!ロマンス嫌いのこの私がみすたーだーしーの嵐に堪えられるのでしょうか!!???


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24 - Twenty Four- Season One [英語-本/映画/DVDレビュー]

24 -TWENTY FOUR- シーズン1 ハンディBOX [DVD]

24 -TWENTY FOUR- シーズン1 ハンディBOX [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD

 

理解しやすさ        ☆☆☆
熱中度            ☆☆☆☆☆
総合評価          ☆☆☆☆
(5点満点)

いまさらですが。
ずっと見たい見たいと思ってたかの24を見ました。幸い時間もたっぷりあったので丁度1週間でシーズン1を見終わってすっきり。

うーん、わたしはアメリカものと相性が悪いのかなあ・・・。それとも前評判があまりにも良かったので(社会現象になった位だしねえ)期待しすぎたのか、見てる最中も、見終わったあとも「うーん・・・」て感じですかね。
ま ず、本作最大の売りであるはずの実際の時間とのリンク、がシリーズ1作目にしてすでに大した効果を持っていない。最初の1、2回はあのピッピっていう音に 「おおっ!」とか思わされたものの、冷静に全話振り返ってみて、あれが存在しないと立ち回らなかったエピソードってないですよね?時間経過が、ただ単に視 聴者を焦らせるための要素でしかなかったのがもったいないなー。推理小説なんかだともっともっと時間の経過がCriticalな話とかいっぱいありますよ ね?例えば、これはゲームだけど、かの迷作「街」なんかではザッピングポイントがまさに人生の分かれ道だったものなあ。それと比べるとこれは、ただ2時間に収まる内容を、テレビ向け24エピソードにするためにひたすら水増しをしました。としか映らないのだよなあ。

英語学習的視点から:
わ たしはアメリカ英語はサブタイトルつけないと、爽快感が得られる(笑)程度まで理解できないので、(英語)字幕は必須です。やっぱりストーリー的に常に緊 迫してるので、すごく早くしゃべるときがある。彼らが属している組織的にミリタリー専門語句(Negativeとか)が頻出する。アメリカ人の早口の言い 合いに付いていけるようにするとか、ミリタリー系のしゃべり方に慣れるとかは(日常生活では必要ないけど、結構映画とか必要なシーン多いから)必要なこと だったので、この辺は非常に役に立ちました。はじめの方はサブタイトルから目が離せない感じだったけど、エピソードも20を越えた辺りから、かなりアメリカンアクセントに耳が慣れて来て、下向きながらでも会話についていけてるのを実感しました。この感じでドラマを見まくれば、もっとアメリカンアクセントに なれるかな?
ひとつラッキーだったのは、最近なまって来たと思っているリスニング力が、これのおかげで結構鍛えられ(速度的に)ブリティッシュイングリッシュにおいても、効果があるように思える。(BBCのポッドキャストも1週間前より全然聞きやすい)

フレンズ系のドラマではないので、リスニングは大変かもしれないけど、ストーリーにも引きつけられるし、飽きずに見られるので、英語学習には良素材ではない でしょうか。まあ、リスニング力アップに必要なのはいろいろな英語になるべく多く触れることだから、見ておいて損はないと思います。


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Twilight by Stephenie Mayer [英語-本/映画/DVDレビュー]

Twilight (The Twilight Saga)

Twilight (The Twilight Saga)

  • トワイライト
    作者: Stephenie Meyer
  • 出版社/メーカー: Little, Brown Books for Young Readers
  • 発売日: 2006/09/06
  • メディア: ペーパーバック
読みやすさ         ☆☆☆
熱中度            ☆
語彙(☆が多い程多い)        ☆     
達成感            ☆☆☆
(5点満点)

こ・・・・これは!!!!
今年最大級のハズレを引いてしまった!!!
NZのベストセラーだったし、UK&USAのアマゾンでも非常に評判が高かったので、とりあえず買ってみたがティーン小説だと知ったのは家帰って来てから後ろのあらすじ読んだときでした・・・。
(わたしはいつもフィーリングで本を買うので、あまり本の裏の評とか読まないんすよねガーン

なんでも全米でティーンに大人気、その人気はハリーポッターをもしのぐ勢い出そうじゃないですか。
映画化もされてるんで、内容はもうかなり有名だと思いますが、アメリカの高校に通う女の子とヴァンパイア(プ)のラブストーリー。全4冊のシリーズ物なので、1冊目はあんまり活躍場面がないキャラクターとかもたくさんる(ようです)。私は残りを読む気がないのでどうなるのかは知りませんが。

文章について。ここ何年かで初めて位久しぶりにアメリカ舞台のアメリカ人による小説(あれ?でもダヴィンチコードはアメリカ人?)を読んだので、はじめはぶ、、、文章がなんかすごく読みにくいっっっ!!!
さ すがティーン小説だけあって、語彙も言い回しも文法的なものも日本の高校生の英語の教科書並みに簡単なんですが(過去完了だってほぼ使わない位の描写だも んねえ)、はじめの何章かは、なんだか文章の書き方が生理的にあわず、慣れるまで非常に気持ち悪い思いをしました。これはおそらく、アメリカ英語とイギリス英語のElevatorがLiftなんだよとかCenterがCentreなんだよとかいうレベルではない、もっと本質的な違いだとおもいます。が。私は語学のプロじゃないので的確に表現できません。ひとつ気づいたのは、英語は動名詞を多用する一方、米語は名詞使うことが多いってことですかね。ハイ、こんな説明では誰も分かりませんね。

Twilightは作者の処女作だったため、欧米では文章自体が稚拙だとかいろいろいわれているそうです。なので、わたしがすごい読みにくいと思ったのも、そのせいかもしれません。

しかし、さらにそれを上回る欠点として、もう、、、内容が、、、
英語で80年代の少女漫画を読んでる感じです。人物の肉付けもその程度しかないし。途中で何度「ああ、もうだめだ」と本を置きそうになったか分かりません。こんな本でも1冊1000円以上しなかったら、絶対投げ捨ててました。やっぱりどうしても比べてしまうのが、同じティーン小説のハリーポッターですが。あちらは舞台が自分が大好きなイギリスだということもあり、設定の時点でかな りポイント高かった訳ですが、内容的にもヒーローなのにヒーローらしからぬハリーの心の葛藤とか、シリーズ後半になるともっと深い登場人物の苦悩にシンクロして、ティーンより心の汚れた大人でも楽しく読めたものです。しかし、トワイライトはよくも悪くもハリウッド的。(ハリーポッターよろしくゲーム中スポーツをパクってる所は、もう本当に本を投げつけようかと思ってしまった・・・。)主人公アホだし。ダヴィンチコードのときも酷評したけど、私的にアホ主人公というのは受け付けられないようです。

とかいいつつも、1ページ中にほとんど知らない単語がないぐらい、平易な語彙で書かれている洋書、というカテゴリーや、ありとあらゆる言葉を尽くしてその美が賞賛される主人公の意中の彼(+家族)を萌々想像しながら、楽しく読むには良書かなーとい う気もします。私のように人間の心の中をえぐく描写するストーリーが好きな人には向きません。

PS 映画版のエドワードはそりゃないだろと、別にファンでもない私でも思います。まず彼の顔の骨格がエドワードにふさわしくない。そして、エドワードが美しくない時点でこの小説の50%の魅力はなくなっているでしょう。

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Chocolat & The Lollipop Shoes by Joanne Harris [英語-本/映画/DVDレビュー]

Chocolat

Chocolat

  • 作者: Joanne Harris
  • 出版社/メーカー: Black Swan
  • 発売日: 2000/03/02
  • メディア: ペーパーバック
The Lollipop Shoes

The Lollipop Shoes

  • 作者: Joanne Harris
  • 出版社/メーカー: Black Swan
  • 発売日: 2008/05/20
  • メディア: ペーパーバック
 
 
 
 
 
読みやすさ         ☆☆☆
熱中度            ☆☆☆
語彙(☆が多い程多い)        ☆☆     
達成感            ☆☆
(5点満点)
 
映画化もされた有名な小説です。この本は下のThe Lollipop Shoesという彼女の新作を空港で見かけて衝動買いしたあと、実はシリーズ物でChocolatが先の物語ということに気づき買い足したのが読むきっかけでした。Joanne Harrisらしいちょっとサスペンスが入ったドラマ。彼女はフランスにちなんだ物語を書くのが好きなようで、舞台はフランスだし、文章のあちこちにフラ ンス語の引用が。(英語は料理関係の言葉に関しては語彙が壊滅的ですからね。外国語から引用せざるを得ません)英語的にはそんなに難しい所はなし。語彙は 最新作のThe Lollipop Shoesに比べると多少多い。Chocolatは彼女の出世作であり、少し前の作品なので文体が近年のものと多少違ったりするので、その辺気をつけて2冊読むと楽しいかもしれないですね。

The Lollipop ShoesはChocolatよりもさらにサスペンス風味が濃くなって、3人の主人公の心境を交互に描きだす(Gentlemen and Playersに 似てますな)形式をとるので、熱中度はこっちの方が高いかな。Chocolatより読みやすいです。舞台もパリなのでイメージが湧きやすいし。主人公のう ちの2人がChocolatのヒロインと娘なので、シリーズ物とのつながりはきっちりあるし、娘の成長ぶりがうれしくなったりもします。最後の直前までは かなり楽しく読みました。が・・・・・。惜しむらくはラスト。私としてはちょっと拍子抜けで、それでがくっと評価を下げてしまったような気がします。1つ 1つの章が短いので、寝る前にちょっとずつ読み進めるには良い本です。

私がJoanne Harrisを知ったのは、スーパーでGentlemen and Playersを衝動買い(・・・)してその本がすごく良かったのが始まりなのですが、Gentlemen...に比べるとインパクトがなあ・・・。最初 の方はそれなりに楽しいです。けどレビューを書いたThe Truth About Melody Browneほどははまらないかなあ。まあ、そこそこはおもしろいのですが、特に前後編のシリーズ物と考えた時、後編の出来も考えてちょっといまいちかな。

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Nineteen Eighty-Four by George Orwell [英語-本/映画/DVDレビュー]

Nineteen Eighty-four (Penguin Modern Classics)

Nineteen Eighty-four (Penguin Modern Classics)

  • 作者: George Orwell
  • 出版社/メーカー: Penguin Classics
  • 発売日: 2004/01/29
  • メディア: ペーパーバック

読みやすさ         ☆☆
熱中度            ☆☆☆☆
語彙(☆が多い程多い)   ☆☆☆☆     
達成感            ☆☆☆☆☆
(5点満点)

西洋人ならばほとんどの人が知っているほど有名な作品&著者。
モダンクラシックの大家です。
その中でも1984は社会現象を巻き起こしたTVシリーズBig Brotherのネーミングの元となったりして
Animal Farm と並んで特に有名な作品です。

ここは英語学習のブログなのでストーリーや内容自体についての講評はメインにしません。
そのかわり、日本人がペーパーバックを読む際に役に立つこと、難しいことなどに
焦点を当ててレビューしてみたいと思います。

指標はちょっといい加減ですが、レビューの数が増えて来たら追々調整したいと思います。☆はたくさんの日本人が読んだことがあるであろうハリーポッターシリーズの原書を基準とします。

(やさしめの本と比べると)この本は文法的にかなり難しいです。日本人には理解しにくい構文が多用されているので、わたしも2、3度センテンスを読み返すまで 意味がとりにくいことがよくありました。ジョージ・オーウェルはもともと新聞記者なので語彙に敏感で使われている単語数も、やさしいペーパーバックに比べ るとかなり多いです。特に形容詞が大量に出てきます。その形容詞のおかげで、この作品全体を覆っている陰鬱な空気と異常さがより鮮明に浮き彫りにされて、 読んでいて楽しくもありますが。内容そのものは私が近年読んだ本の中でも1、2を争う程すばらしく、個性的で、深く考えさせられ、またその内容に反発させ られつつも納得しない訳には行かない状態に持って行かれ、単純に小説としてストーリーそのものが非常に優れています。特に後半に出てくる作中「本」ですが、まさにグウの音も出ない完璧な理論です。理論的な話が得意な英語の特徴が鮮明に出ている部分なので、ぜひ原文で読んでいただきたいですね。

気 晴らしに読むような小説と比べるとかなり歯ごたえがある本なので、数ページ読むと疲れてしまうのが難点ですが、わたしは寝る前にちょこちょこと少しずつ読 み進めました。最初から最後までずっと陰鬱で、ラストがどうなるかは全く想像がつかないストーリーですが、読み終えたときの達成感は一応あると思います。 私はハリウッドの映画があまり好きではないので、そういう意味でまあ納得のいく最後でした。

この作品は本当に深く西洋社会(特にイギリ ス)に根付いていて、日常的に引用されたりするので、英語を学習しようと思う気概のある方はぜひとも一度読んでおいた方がいいと思います。(わたしもイギリスに行って語学学校で教材としてこの本を使ったのが最初の出会いでした)まさに、適応のための必須の書というかんじですね。ちょっと難易度が高いので、 挫折しそうな方は先に映画や日本語版をみて/読んで、ストーリーを追っておくと随分楽なのではないかと思います。同じ作者のAnimal Farmは未読ですが、いつか読んでみたいとおもっています。


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The Truth About Melody Browne by Lisa Jewell [英語-本/映画/DVDレビュー]

The Truth About Melody Browne

The Truth About Melody Browne

  • 作者: Lisa Jewell
  • 出版社/メーカー: Arrow Books Ltd
  • 発売日: 2010/01/07
  • メディア: ペーパーバック

読みやすさ         ☆☆☆☆☆
熱中度            ☆☆☆☆
語彙(☆が多い程多い)    ☆☆     
達成感            ☆☆☆☆☆
(5点満点)

1発目の1984と違ってこちらは(読み心地が)かるーいノベル。イギリスを舞台にしたヒューマンドラマです。彼女の作品は以前Vince and Joyを読んだことがあって、大体どんなもんか知っていたのでホームセンターで見つけて思わず衝動買い・・・。ここのところ1984、白痴とひっじょーーーーーーに重い本ばっかり読んでいたので、ちょっと気分転換に軽い小説が読みたくて。

登 場人物の台詞がかなり多いので、スラスラと読めるでしょう。ものすごく読みやすいです。ハリーと同じ位読みやすいと思います。語彙はそれなりに必要です が、会話がメインなので多少分からなくても支障がないかと。それよりも特筆すべきは、彼女は英国人でいつも英国を舞台にした作品を出します。Vince and Joyもそうですが、ロンドンのそこらへんにいるような典型的なイギリス人の生活を非常にリアルに描き出せる人なので、イギリス&イギリス英語に興味があ る人なら楽しさがさらにプラスアルファされるでしょう。ローカルのブランドや商品名、地名などがたくさん出てくるので、ロンドンに旅行に訪れたことがある 人でも楽しめるのではないでしょうか?現に、わたしはいまロンドンにいないので、彼女の小説をよみながら当時の生活を懐かしく思ったりしています。イギリ スの若者の話し言葉とかスラングとかも生々しく載ってるので(彼らの声が脳裏に浮かぶくらい生き生きと描かれています)、フォーマルな英語に飽きた人はそ の辺を注意深く読んでみてください。

これは本当に面白かった!
ストーリーにひねりはないですが、前半の伏線が最後にぽこぽことハ マって行く爽快感。しかもそのどれにも破綻がなくきわめて丁寧に登場人物達の心情と行動が描かれて行くので、皮肉屋の私も「オイっ」とか突っ込む所満載で 超ーしらけーとかいうこともなく(某ダヴィンチコードのように・・・)、いや、むしろ、感情移入しすぎて泣きそうになりました。これは、ぐいぐい引き込ま れて寝不足になるタイプの小説だと思います。Vince and JoyでもそうでしたけどLisa Jewellは人の「運命」のようなもの、人生のような長ーーーーーいスパンで神のような視点でストーリーテリングをするのがうまいです ね。(Vince...のほうは思いっきり恋愛ものなので、そういうの好きじゃない人はこっちの方がおすすめ)スラスラ読めるので多読のお供にどうぞ!

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ハリーポッター7の感想 [英語-本/映画/DVDレビュー]

読み終わった。一旦開いたら綴じられない類の本であった。
ネタバレになるのか分からないけど、ストーリーに関すること一切先に知りたくないという方は、先を読まないでください。

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ハリー止まらず [英語-本/映画/DVDレビュー]

Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter 7)(UK)

Harry Potter and the Deathly Hallows (Harry Potter 7)(UK)

  • 作者: J.K. Rowling
  • 出版社/メーカー: Bloomsbury Publishing PLC
  • 発売日: 2008/07/10
  • メディア: ペーパーバック

1日遅れで買ってきました。ハリーポッター7。
せっかくロンドンにいるのだし、祭りに参加でもしてみようかと思ったけど、なんだか気乗りせず結局テスコで適当に購入。でも結局£10だったんだよなあ・・・。バス乗ってでもASDA行った方が安かったんじゃん・・・。しかもなんかむかーしに買った1巻が普通バージョンだったもんで(あのときはアダルト表紙なんてなかったんじゃい!)、それから惰性的にずっと子供用。今回も当然子供用を選んだけど、日本の見たいに変に漫画アニメチックじゃないから、別にこれでも全然いいじゃんというかんじだ。

読み始めたらと・・・止まらない!!!
昨日読み始めて既に1/3終了。今週中に読み終わりそうな勢いだ・・・。
今までの本にありがちだった、なんかしたいけどいろいろあってできない!!悶々
みたいなシーンが比較的少ないから、読んでるこっちもイライラしなくて(・∀・)イイ!!

どうせ中断して勉強したって手に着かないだろうし、だったら逆に一気に読んでしまうのが一番じゃ!!!と、久しぶりに(変なアカデミック本じゃなくて)小説の虫になれて大満足(*^_^*)
そのうち読み終わったら宣言しますから、仲間の人いろいろ感想教えてくださいね。(前回の時は周りに英語版読者がおらず、話できないんで悶々したからね・・。)


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Gentlemen and Players [英語-本/映画/DVDレビュー]

一年越しで持ってた本をやっと読み終わってみた。(というか、途中まで読んだところで大学が始まってしまい、後は全く読む時間がないまま、窓枠に置かれ、黄色くなるに任せていたかわいそうな本・・)
 
Gentlemen and Players

Gentlemen and Players

  • 作者: Joanne Harris
  • 出版社/メーカー: Black Swan
  • 発売日: 2006/06/05
  • メディア: ペーパーバック
読みやすさ         ☆☆☆
熱中度            ☆☆☆☆☆
語彙(☆が多い程多い)   ☆☆     
達成感            ☆☆☆☆☆
(5点満点)

去年ダヴィンチコードを読んで
、ノベル読みてーー!!熱に浮かされていた頃、何でもいいからペーパーバックが買いたくて、そのころベストセラーの棚に乗ってたって言う理由だけで買った本。(作家は有名な人らしいけど・・・)
感想は・・・・
何これ!?超おもしれっっっ!!!
一年越しで読んだにもかかわらず、再開したらおもしろすぎて一気に読み終えてしまった。ジャンル的にはダヴィンチコードとおなじ、ミステリーに分類されるのだろうけど、おもしろさ的にはこれの方がずっと上。イギリスのパブリックスクールを舞台に複線貼られまくりの物語が展開します。英語で姑獲鳥の夏的語りができるとは知らんかった。筋の通ったミステリー好きの方には是非おすすめですよ。
しかし、しばらく振りに小説を読んでみたら、まるで日本語を読んでいるようにすらすら読めて、自分でもびっくり・・・・。9ヶ月の地獄のビジネス書、学術書、論文、ジャーナル読みの成果かしら??
 
これ超おすすめです。めちゃくちゃ面白いです。Joanne Harrisお得意の一人称推理小説なんですが読み終わったあとに「これは・・・・!!!!」と思うこと請け合いです。舞台はイギリスのパブリックスクー ル。寄宿制の名門男子校が舞台です。私はこれで設定買いwしました。

英語的には別に難しい点もなく、語彙も特段難しくはないと思います。 学校が舞台なので、生徒が先生と話すときの英語とか(英語にも一応敬語はありますので)が分かって楽しいですよ。設定萌えで買った本ですが、事前の妄想w を裏切る構成なので、ぜひ前半はイギリスに萌えつつ最後まで読み通していただきたいです。

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Northern Lignts(ゴールデンコンパス) [英語-本/映画/DVDレビュー]

私は児童文学が大好きで、英語の勉強もそれを通してしてきたって感じなんですが、ケンさんがNorthern Lights(邦題はゴールデンコンパスだった気が・・?)に関わる仕事をしているので、ちょっと読んでみることにした。ていうかいま、小説を読みたくてしょうがないんです。勉強に関係ない学術書じゃない本が読みたい!!!!物語に没頭したい!!!

感想。・・・・・。うーん、ハリーポッターを10とすると5かな?もっと低いかも・・・。というかダヴィンチコードと一緒で、登場人物に厚みがないんすよ。子供用だから。の一言で片付けてしまえばそれで終わっちゃうけど、ハリポだってそうだしねえ。。。の割には、戦闘シーンの描写だけで1ページ以上裂いてたりして、ハリウッド映画向けだなーぁぁぁぁ・・・という・・・。物語自体のアイデア自体は独特でとてもおもしろかったんだけど、正直読み進めるのが辛いほど退屈だった。トリロジーシリーズだけど、次は読まないでしょう。映画でも小説でも何でも、わたしは罪と罰とか人間失格とか、人間の内面をエグく描写する話が好きなようです。日本にいるときから読もう読もうと思ってた本だけど、自分で買わなくて良かった!!(笑)

Northern Lights

Northern Lights

  • 作者: Philip Pullman
  • 出版社/メーカー: Scholastic Point
  • 発売日: 1998/10/23
  • メディア: ペーパーバック


追記: 映画The Golden Compass (邦題 ライラの冒険(・・・))のトレーラー


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The Da Vinci Code [英語-本/映画/DVDレビュー]

ダビンチコード読み終わった。新装版はアメリカ版とイギリス版じゃ表紙の色が違うんすね。黒の方がかっこよいからよかった。Sainsbury'sで買えばもっと安く買えたけど・・・。_| ̄|○ 

The Da Vinci Code

The Da Vinci Code

  • 作者: Dan Brown
  • 出版社/メーカー: Corgi Books
  • 発売日: 2004/03/01
  • メディア: ペーパーバック
 
 
 読み終えての感想は・・・。まあおもしろかったんじゃないですか?
期待していたよりスケールが小さかったのと、途中で犯人の複線が分かっちゃう、おいおいおまえらいつ寝てるんだよ、ソフィーバカ?、ラストのそりゃないでしょう。。。ってのが不満材料か。とくにソフィーは登場したときに、スカーペッタ張りの才女を期待していただけに、ただただ残念。結局おさーん2人の変態話ばっかりだもんなあ・・・。あとやっぱりキリスト教徒じゃないし、キリスト教の知識もほとんどないから、こっちの人が熱中したようにはいきませんわ。

とはいいつつも、読み終えるまでに狂ったように読んでたのだから、まあ楽しかったっちゃー楽しかったんでしょうね。しかしこの本は何よりも題名勝ちだと思った。Popeがどうのこうのってネタの辺りは、日本語版はどうやって訳してあるんでしょうか?言葉遊びの謎解きが多いから、翻訳者死んだだろうなあ。

さて、次は何を読むか。


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Vince and Joy [英語-本/映画/DVDレビュー]

Vince and Joy

Vince and Joy

  • 作者: Lisa Jewell
  • 出版社/メーカー: Michael Joseph Ltd
  • 発売日: 2005/08/04
  • メディア: ペーパーバック
 
Vince and Joyという本を友達から借りて、しばらく活字に没頭すると言うことをしていなかったため、むさぼるように一日中読んだ。基本的にラブストーリーであり、わたしはラブストーリーアレルギーのため(情熱と冷静の間を一日で両方読み、めたくそに批評した前科あり)、最初はちょっとかったるかったんだけど、彼らの青春時代が終わるころから、俄然話がおもしろくなりだし、しかも舞台が現代のロンドンだったため、1週間で読破してしまった。と、いうことはおもしろかったのか?(でもその後に読んだ少年Hの方がずっとおもしろかったなあ・・・)

全体に簡単な文章で書いてあるし、特に本当に、今、ロンドンで、同じ世代の若者が使っている言葉での会話がたくさん出てくるため、新聞とテキスト読みにうんざりしてた私は喜々として読みました。本当はもう一回読んでボキャブラリー帳作りたいっす。

ていうか、ペーパーバック探してて、いつも思うんですが、私は海外の作家に対する知識が全くないんです。日本の本なら有名どころから無名どころまで、数え切れないほど読みましたが、基本的に、翻訳された、あのうさんくさい日本語が嫌いで、翻訳物ってほとんど読まなかったんです。だって例えばハリーが自分のこと「僕」だの「俺」だのいう姿や、ハーマイオニーが「だわ」だの「よ」女言葉使う姿なんて想像したくない!!!
検死官シリーズぐらいかな翻訳物で読んだのは・・・?あ、あとアンジェリクも読んだか・・・。子供の頃に読んだシャーロックホームズや赤毛のアンも翻訳物っていや、そうなのか・・・。そう考えると結構読んでるかも。

そんな状況であると、本屋に行っても何を買ったらいいのか全く分からない。しかもこっちの本は日本の本みたいに表紙から内容が想像しやすくないし。で、海外のペーパーバックマニアの人たちはどうやって本を選んでるんですか?素直にベストセラーから選ぶってのもなんか癪だし、ほんといい方法ないのかなあ・・・?とかいいつつダビンチコード読んでるんだから世話ないよなー(笑)


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チャーリーとチョコレート工場 [英語-本/映画/DVDレビュー]

Charlie And The Chocolate Factory 友人が貸してくれたので、今チャーリーとチョコレート工場の原書を読んでるんですが、形容詞が難しい・・・。
たとえば「いけ好かない」みたいな意味だけで、何十種類も出てくる・・・。しかもなにげに倒置構文出てるし、日本人が高校で学んでいる英文法でさえも、ネイティブの人から見たら、小学校中学年レベルのことなんじゃとおもうと、ちょっと悲しかったり・・・。(-_-) 辞書なしで、英語が読めるようになるのはまだ遠い先だなあ。(´-ω-`) 


巷でいろいろ言われてる、ティムバートン版の映画ですが、子供たちのキャラクター作りに関しては、わたしは小説よりも映画の方が立ってる気がします。よい感じに現代風にアップデートされてるし。しかし、ウンパルンパの唐突なところとか、チョコレートを滝でホイップしてるとか、映画だとふざけた子供だましに見えましたが、文章で読むと映画を見た時ほどの違和感を感じずに、「そうなんだー」と自然に受け入れられるのが、なんか不思議でした。

最近、新聞の記事とかサイエンス系の雑誌とか、かたっくるしい文章しか読んでなかったので、たまにはこういう文章読むのもいいっすね。すらすら読めるし。つーか、そんな違いが感じられるようになった自分を褒めてやりてえ(笑)


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ハリーポッター6の感想 [英語-本/映画/DVDレビュー]

Harry Potter and the Half-Blood Prince

Harry Potter and the Half-Blood Prince

  • 作者: J.K. Rowling
  • 出版社/メーカー: Bloomsbury Publishing PLC
  • 発売日: 2006/06/23
  • メディア: ペーパーバック

 

昨日やっとハリーポッター6読み終わりました。
誰かさんが死に急いでるような、いやな予感してから、先が気になって気になって
連日の寝不足でしたが、まさか、殺されるとは思わなかったから、
ショックでしたわ。
5巻はかなりフラストレーション溜まりまくりで、ハリーもただの嫌なやつだったけど、
6巻は昔の陽気さが戻ってきたかんじで、はじめから最後まですげーおもしろかったっす。
ていうか、この感動を語り合う知り合いが、誰もいないのが、さびしいんだが(笑)


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