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You shall have a baby [今日のねっとりポイント] [英語-Tips]

未来形(っていうの?)のWill, is going to, shallについてです。
私は英文学部を出ている訳でも文法の専門家でもないので、文法についての専門用語が曖昧で済みません。日本語の文法用語は主に忘却の彼方、ある程度高度な文法用語は英語でそのまま覚えているので、どうも統一感がないのですよね・・・。

今日は基本に立ち返って未来形の三つの動詞の使い分けについて突っ込んでみました。
日本の学校で習う範囲だとWillは意思を伴った未来(I'll be there soon.)is going toはある程度予定された未来(He is going to visit us this summer.) shallはよくわからんから、SFのキャラクターとか悪役とか占い師がかっこつけた台詞を言う時。(You shall die!!!)ていう感じの理解だと思います。

そして基礎力確認のため、新しい先生からもらったプリントにおなじみの以下のような問題がありました。
当てはまる動詞(+助動詞)を全て選びなさいってやつです。

She [      ] have a baby. (will, is going to, shall)

まあ、優等生的に言ったら当然is going toが正解なんですが、せっかく個人授業を受けているので、ではなぜ他の2つがだめなのかをしつこく聞きました。

最初にShe is going to have a baby.(赤ちゃんが生まれるんだって)が正解な訳は、一番ニュートラルな言い方だからだそうです。これには文字通りの意味しかなく、なんの含意もありません。

She will have a baby.(赤ちゃんが生まれるはずだよ)
willには予言的要素も含むということは皆様もご存知だと思いますが、この場合ではwillのその用法が強く影響を及ぼしてしまうようで、もしwillを使っていった場合その話者は「彼女が子供を作るために何か努力している現在を知っていると言うことをほのめかす」というような文になってしまうようです。だからもし、2人の関係が親友同士で、以前から子供が欲しいーという会話を頻繁にし、家族計画の話もしたことがあって、その話を3人目の友達に話す。というシチュエーションなら使わないこともない。ということになりますね。あえて日本語に訳すとすれば「○○ちゃんには近々赤ちゃんが生まれるはずだよ!」になるかな?

そして最後のShe shall have a baby.(彼女には直赤子が宿るだろう、ひゃーはっはっはっは)
shallも未来を予測したときに使う助動詞ですが、willとの違いは話者がその未来に干渉できる強い力を持っている、ということだそうです。いうなれば、話者の力によってその未来が引き起こされたということです。だから、現代英語では大体小説やドラマの中で、権力者や予言者がshallと言う言葉を使う機会しか耳にしないのですね。ダースベイダーやパルパティーンがよくYou shall die!とか言ってるのは、やつらが絶対的な力を持って指の人ひねりで普通の人たちを殺せるからなのです。だからShe shall have a baby.とか言っちゃった日には、あなたが彼女を小部屋かなにかに閉じ込めて、そこに自分が行ったか、男を放り込んだかして彼女を妊娠させた状況があってこの発言があるということが暗黙の了解となります。

イギリスではIが主語の場合オフィシャルな文章でShallを結構見かけます。それは1にShallの方が格調が高い、2にIが主語の場合willと比べても、結果として意味が同じだからなんだと思います。(私見です)しかしShallはくれぐれも他人には安易に使わないように・・・。

語学学校行っただけだと、とくにshallの辺りの解釈までは、たどり着かないか、先生がめんどくさがって「あーそれはwillと大体一緒だよ」とか投げやりな説明を聞かされるだけなので、今回のねっとり講義はとても役に立ちました。May forth be with you.

 


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